今日の報道ステーションの冒頭で津波の結果、内陸まで突っ込んだ船の写真が出ていましたが、アチェでも全く同じことが起きました。今ではその船は固定され、観光スポットになっています。
△アチェで地上に突っ込んだ発電船(2009年)
△小型の漁船も(2009年)
昨年のパダンの震災の時は、発生直後に現地入りし、取材の一環で日本の緊急援助隊に同行しました。私が取材する一方、援助隊員から現地の事情、習慣、家屋の構造などについて聞かれたのですが、その中で「被災者の表情が意外に明るいですね」と驚いている人がいました。家族を失ったような人はともかく、家屋全壊程度の被害では結構、明るい人が多かったのは事実でした。
△笑顔で食事する被災者(パダン地震発生2日目)
△炊き出し中。熱心に食事をすすめられ、少しご相伴した(同)
一部の日本の人が想像する南国の人のイメージ通りに、インドネシア人は確かに、いい加減ですぐにあきらめちゃったりするところがあり、そういう部分では確かに弱いのですが、その反面、しぶといところもあります。モノやお金へのあきらめは良い意味でいいと思います。
日本人は固い棒で、普段は強いですが、極端な負荷がかかるとポキッと折れてしまう。インドネシア人は竹のようなもので、普段はふにゃふにゃですが、大きな負荷があっても受け流すのがうまい。そのように感じました。
いずれにせよ、チリの被災者が一人でも多く無事でありますように。
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